2010年03月15日

海街diary3 陽のあたる坂道

 海街diaryシリーズ3巻。





 葬式でもないと会うこともない親戚。でも日本には法事もあるんですねー。早くも四姉妹のお父さんの一回忌。ところがお父さんの再々婚の相手(すずの義母だった人)は、もう他の男を作って一回忌の法要にも出てこない…って、そういう状況でも一回忌ってするんだ…。彼女もまた二人の子供のうち、ひとりはおじさんの元に残し、山形を去ってしまいました。うーん、母は女なのねー。

 3巻では幸の恋愛も終わり、すずは思春期、佳乃は意外なところから新しい動きがありそうですが、千佳は…なんだかよくわからん!(笑)店長とらぶラブラブだからいいのか?それぞれまっとうなお嬢さんみたいなんですけどねぇ。4人ともまだ若い(10代〜20代)女性なので、普通に生活していると恋愛の悩みがからんできちゃうんですねー。結婚したり、ステディな関係を持つ人がいるということは、とりあえず恋愛については悩まなくなる…というか、他の悩みはいろいろありますが。

 『「嫌い」という感情は「好き」より早く伝わる』なんて、ドキっとするようなことをすずの視線から描いちゃうあたりが吉田秋生のこわいところであります。アライのエンゼル・ケアにも気づいちゃう幸もしなやかです。
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2008年10月15日

海街diary2 真昼の月

 鎌倉の四姉妹、海街diaryシリーズの2巻。





 1巻が出てから1年数ヶ月。2巻が出るまで長かったけど、クオリティーは落ちていないというか、すっと物語に入り込めます。前巻では、複雑な家庭の異母姉妹が一緒に住むことになったということから始まって、次女の彼が「ラヴァーズ・キス」の朋章だったり、すずのサッカーチームのエースが片足切断したり、あれよあれよという急展開の連続でしたが、うーむ、若い頃っていうのはそんなものかも。しかもひとりじゃなくて、4人だもの。連載が長くなりそうです。

 2巻では1巻に続く佳乃と朋章のエピソードが終わり、すずのサッカー・チームの話は進行中、幸の不倫恋愛話がちょっと出て…という感じですが、私にとって一番印象的だったのは、幸たち三姉妹の母親が登場したこと。三人の娘を残して再婚した母ですが、祖母(母の母)の法事には帰ってくる。肉親というのはこういうものかもしれませんねー。すずと三姉妹も、共通の(?)父の葬式で初めて会ったわけだし。母の再婚先の家族構成はまだ話題に上っていませんが、再婚後の子供がいるとすれば、母の病気か葬式で会う可能性があるわけです。それまで会うこともないというか。

 私も親戚とはめったに会わない方だけど、父の従兄弟の家庭、母の従兄弟とも年賀状を交換しているというのは、けっこう付き合いがマメなの方かも。
タグ:海街diary
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2007年05月15日

海街diary1 蝉時雨のやむ頃

 異母姉妹4人のお話。





 幸、佳乃、千佳の父は、三姉妹が幼い頃に女を作って家を出た。2年後には、母もまた再婚のため、鎌倉の祖母のもとに三姉妹を残して出て行った。三姉妹は祖母が亡くなった後も、3人で鎌倉の家で暮らしていた。そんなある日、父が亡くなったという知らせが届く…


 いや、もう、ここまででも十分複雑な家庭なのに、読んでいくとますますややこしくなります。3人のお父さんは、お母さんと離婚する原因になった女性と結婚して、一女(すず)をもうけましたが、その女性は早くに亡くなって、その後、2人の男の子の母親である女の人と再婚。すずは血のつながらない継母と義兄弟の間にひとり残されてしまったわけです。それで葬式で一度しか会ったことがない異母姉妹であるにもかかわらず、すずも幸たちと暮らすことに。


 主人公の四姉妹だけではなく、四姉妹を取り巻く人達も複雑。舞台が鎌倉なので、登場人物は、「ラヴァーズ・キス」とかぶっているし。…「ラヴァーズ・キス」はもう15年くらい前の作品なんですけど、吉田秋生の作品の登場人物は、こんな感じで、数珠つなぎで出てくるから、油断もすきもあったもんじゃない(^^;)。というか、「海街Diary」は、「ラヴァーズ・キス」のちょっと前の話だから、1990年代中頃の設定なの〜?

 同じ数珠つなぎ漫画としては、「BANANA FISH」〜「YASHA−夜叉−」〜「イヴの眠り」がありましたが、あっちはYASHA以降は、超人類の話だったので、イマイチ乗れませんでした。「イヴの眠り」は手元に残さなかったし。「海街diary」は日本人の情緒に響いてくるというか、複雑な設定の中でも、納得のいく展開になりそうです。
タグ:海街diary
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