2010年01月26日

へうげもの 10服

 利休の死後の新たな世界。服喪カラーの9巻から、10巻はいっきに華やかな朱色(紅ジャケ色?)になりました。




 9巻までの凄まじいまでの緊張感は影を潜め、織部も高田純次のよう。文化も新陳代謝して、それが流行というものなんですかね〜。古い時代の権威は、利休のようにこの世から消えていくか、秀吉のように衰退を見せることによって消えていくか。最盛期に消える利休はかっこいいけど、秀吉やストーンズが、衰える姿をさらしながら茨の道を行くのもかっこいい。10巻では、5巻で南蛮趣味の心意気を見せたハンサムな高山右近も、老けメーク(っていわないか)で登場します。

 秀吉や右近、織部は、なぜそうも苦しい道を行くのか。

 それはまだ自分のやりたいことを完成させていないから。

 長生きすれば自分の理想はかなうのか。

 少なくても今の段階よりは進んでいることを想像できなければ、生きることができないかもしれません。

 「己がわび」を見出し、老成しつつあるレギュラー陣の前に、10巻ではフレッシュな登場人物が出てきました。朝鮮の窯元の英子(ヨンジャ)と、岩佐又兵衛、それと8巻から登場してきた「おくに」もレギュラー入りしそう。

 このあと関ヶ原の合戦、冬の陣、夏の陣とまだまだ見せ所が残っています。

 「人生は過酷なものぞ。さような人生への最大の復讐は笑ろうて暮らす事とは思わぬか?」

 復讐とは思わなんだが、笑うて暮らしていきたいと思いまする。


ラベル:へうげもの
posted by とーこ at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 山田芳裕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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