2009年12月02日

大奥第5巻

 犬公方綱吉の巻。





 いつの世も王様の最大の仕事は子孫を残すこと。ヘンリー8世、ハプスブルグ家、それから日本の皇室も、お家継続のために必死です。名家じゃない我が家も、子供がいないのであちこちからさんざん言われました。インドでは頼んでもいないのに子宝祈願の寺参りにさんざん連れて行かれたし、「子供は何人?」と聞かれ、うっかり「いない」なんて答えちゃったために、タクシーの運転手にまで寺やら病院やら紹介されそうになっちゃいました。恋愛とか性欲とか、子孫繁栄の前には甘っちょろい話なんですかね。

 跡継ぎがいるからこそお忍び訪問なども気ままにしていた綱吉ですが、大切な一人娘を失ってしまいます。そもそもお忍び訪問だって、子を産むという仕事をするために自分を奮い立たせるためなのだから、味気ない。中世のヨーロッパでは新婚初夜の床入りも監視のいる中で行われたし、実質的な婚姻が確かに行われたか確認する手続きはラストエンペラーの時代にもまだ残っていたというから、君主の生活にデリカシーなんかありゃしない。


 5巻では私の好きな忠臣蔵のエピソードも登場します。(う〜む、そう来たか!)とうなっちゃいましたよ。
タグ:大奥
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大奥第4巻

 将軍職と大奥取締役の性別が完全に入れ替わりました。


大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

  • 作者: よしなが ふみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2008/12/24
  • メディア: コミック





 春日の局に代わり大奥総取締役に就任した有功の裃の柄を見てどきっ!1巻で登場した「お万好み」の色違い。お万というのは、「万里小路有功」の愛称、「お万」から来ているので、有功の方がオリジナル。かっこいいです〜。

 男子だけがかかる奇病のせいで、女子が社会を動かすことになり、男子の主な仕事は「子作り」という世の中で、子をなす事ができない有功が選んだ道は大奥総取締役。ううむ…おそろしいまでにおもしろい漫画じゃ。有功のお部屋付だった玉ちゃんは将軍様の父上になっています。こういうの、「お腹さま」じゃないし、「お種さま」とか言うんでしょうか??玉ちゃんの娘は将来「犬公方」と呼ばれる綱吉。家光譲りの切れものですが、性格も相当で…。巨乳なのは誰に似たんでしょ。玉ちゃん?
タグ:大奥
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へうげもの 9服

 服喪カラーの9巻


へうげもの 9服 (モーニングKC)

へうげもの 9服 (モーニングKC)

  • 作者: 山田 芳裕
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/23
  • メディア: コミック




 とうとう利休が死んじゃいました。歴史上の事実ですからわかってはいたことですが…壮絶。

 利休は身の丈六尺もある大男だったとか。戦国武将といえども、当時の日本人男性の平均身長は150cm台くらいじゃないかと思うので、威圧感のある人だったんでしょうね。利休が考案したわずか2畳ばかりの茶室で向き合ったら、そりゃもう怖いでしょう。茶道というと、袱紗を広げたりたたんだり、チマチマしたイメージがありますが、当時のお茶はもっとダイナミックなものだったのかもしれません。

 しかしわからん。お茶はもともとお坊さんが薬として輸入したものだったでしょ。それがまたなんで、武士のたしなみになったうえに、商人の利休が切腹させられたのか(浅野内匠頭より待遇がいいし)。漫画図書館もそうですが、為政者がサブカルに口を挟むとろくなことはない。利休の最期はサブカル・リーダーの意地と見ました。
タグ:へうげもの
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2009年12月01日

聖☆お兄さん4

 なんだかあっという間に出ちゃった感じ。相変わらずの「パンチとロン毛」のお二人でございます。


聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)

聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)

  • 作者: 中村 光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/10/23
  • メディア: コミック





 クリスマスに花祭りと、キリスト教や仏教に関係あるようなないような行事がよく出てきますが、今回は「お盆」もありました。「お盆」って、我々日本人は当たり前のように仏教行事だと思っていますが、はっきりしないらしいですねー。拝火教の流れを汲む…なんていう説もあるくらい。日本語に堪能なインド人の教授は、「お盆は神道である」と断言していました。そういや、ブッダは「お焚き上げ入稿」をしていますが、「お焚き上げ」というのは、神社でやるもの?パールスィー起源といわれたら、信じちゃうかも。

 私の実家には父が亡くなるまで仏壇すらなく、他の人の位牌は床の間の違い棚に置いてあったくらい、日常の生活に宗教的なものを感じない家でした。借家に住んでいた頃は、床の間には本棚とテレビが置いてあって、位牌はタンスの上でした。なぜかそのタンスの上には三宝も置いてあって、当然神棚もなし。無宗教というほど宗教を意識することもなく、母の実家の墓掃除や墓参りなんかはしていました。父の実家は曹洞宗とか言っていたような気がするけど、母の実家は別宗派らしいし(母は「うちも曹洞宗じゃない?」なんて言っていたけど、叔父は「浄土宗じゃないか?」と言っていた)、父が亡くなって作った墓のあるお寺が何宗なのかすら私は知りません(^^;)。仏壇がないまま亡兄の33回忌は実家でやったのですが、その時来てもらった尼さんが読んだお経と、父の葬式をしてくれたお坊さんが読んだお経は違うような気がします。

 と、いうように、日本の一般家庭の宗教教育というものを私はいっさい受けていないので、お盆に茄子や胡瓜で馬を作るなんてことも、結婚して初めて知りました。…そんな私なら、トウモロコシとかスイカの馬を作ったかもしれませんなぁ…。そうか、ブロッコリーの馬、早いんだ…(違)。
posted by とーこ at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 中村光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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